盛土法面締固め装置
NETIS 登録番号:KK―170010-A
近年、盛土法面において強度不足からの浸食・崩壊による多大な災害が発生していますが、現在、盛土法面の品質管理基準については、法面の強度に関するものは明確に規定されていません。そこで、現在の品質管理方法に代わり、より精度のよい管理が出来れば、盛土等の締め固め管理が向上し、品質が良くなると考えます。
本技術は、法面の締固めにコンクリート破砕作業に使用する油圧ブレーカと、盛土法面締固め用プレートを一体化し、これをアタッチメントとしてバックホウに取付けて油圧ブレーカの打撃力により、法面の締固めを行うものであります。
概要
- 主要機械
- 0.28㎥級バックホウ / 油圧ブレーカ / 盛土法面締固め用プレート(自社製品) /
- 適応範囲
- 法面工における盛土法面整形工に適用可能。
使用する盛土材としてレキ質土、砂質土、粘性土に適用可能である。
盛土法面締固め装置使用の特徴
- 法面の品質が向上
- 従来の法面バケットを使用しての締固めと比べ締固め度が高く、平坦場と同等の締固め度が期待できる為、降雨時の法面保護機能が高くなります。
オペレータの技量による品質のバラつきがなく、所定の品質が確実に確保できます。 - 経済性の向上
- 小型のバックホウでの締め固めが行えるため、経済性の向上が期待できます。
- 更なる品質の向上を検討
- 法面の締固め度合の進行を確認できるように、計測装置を取付け、
更なる品質の向上を検討しています。 - i-construction への取り組み
- i-construction の取り組みに伴い本装置とICT建設機械と併用により生産性の向上と共に、品質確保に加えて出来形精度の向上も期待できるようになります。
- 特許(取得実績)
- 「法面締固め装置」 特許第5499069号
共同研究
- 国立大学法人 九州大学
- 国立大学法人 福井大学
- 株式会社 淺川組
連絡先
連絡先 | 株式会社淺川組 |
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住所 TEL/FAX |
〒640-8551 和歌山市小松原通三丁目69番地 TEL:073-425-1221 FAX:073-425-1228 |
担当者 | 事業本部土木部設計課 谷山 充、大西 盛一郎 |
参照 国土交通省 NETIS 新技術情報提供システム
http://www.netis.mlit.go.jp/NetisRev/Search/NtDetail1.asp?REG_NO=KK-170010